「うちは将来相続でもめるかもしれない」と思っている方にどうしても伝えておきたい4つのこと
- 2012年07月06日
こんにちは。相続専門税理士の井川です。
「うちは将来相続でもめるかもしれない」と思われている皆様、
ブログにお越しくださりありがとうございます。
そんな皆様にどうしてもお伝えしておきたいことがあります。
皆様が後悔されないために…。
私の経験から判断すると、「もめるかもしれない」と既におもわれている方は、
実際に相続がおこった時、99.9%の確率で揉めます…。
そのなんとなく抱いている予想はズバリ的中するでしょう。
残念なお知らせですが…。
ただ、相続が発生する前に相続対策をうっておけば、相続争いはある程度回避できます。
生前に対策しておくことにより、相続税額も節税することも可能です。
相続に関する諸問題は、心理的負担がとても大きいので先延ばしにしがちですが、
そこは思い切って具体的に行動に移しておきましょう。
将来起こるであろう問題を事前に防ぐことができます。
ほんのちょっとした対策で防げることはたくさんあります!
問題が起こってしまってからでは手遅れです。
ご経験のある方もいらっしゃるかもしれませんが、
相続で一旦もめてしまうと、
経済的にも精神的にも肉体的にも非常に大きなダメージを受けます。
まさに骨肉の争いになります。
昔は一緒に仲良く暮らした大切な家族なのに、そんな関係になりたくないですよね。
「あの時、専門家に具体的にアドバイスをもらって、行動にうつしておけばよかった。」
と後悔しても仕方がありません。
私も職業柄、「うちも将来もめるかもしれないから、また今度相談にのってくださいね。」
と声を軽くかけていただくことが頻繁にあります。
「連絡が無いけど、心配するほどでもないのかなあ?」と思っていると、
「相続が発生してしまいました。父はまだまだ元気だと思っていたのに…。まさか姉がここまで酷いことを主張してくるとは想像できませんでした…。」
と、不測のタイミングで相続が発生し、とりかえしのつかなくなる事例もあります。
50歳、60歳になったタイミングで、一度、なんらかの相続対策を講じておくのがよいかもしれません。
健康的で元気ハツラツの80代の方も大勢いらっしゃいますが、
「ある日、階段でこけて足を骨折したのがきっかけで認知症になってしまった」というケースは私の周りでも本当に多いです。
認知症が発症してしまうと、限られた相続対策しかとれなくなくなります。
「まだまだ先だから…」は禁物です。
思い立った「今」、相続対策を開始しておきましょう。
「何が問題なのかもわからない」、「なにから手をつけたらいいのかわからない」と悩んでおられる方も多いと思います。
ご連絡いただきましたら、一緒に事実を整理し、問題解決のためには何をしておかなければならないかを導き、サポートさせていただきます。
お一人で悩みを抱え込まないでくださいね。
以上、暗い話になってしまいましたが、もめる相続が一件でも減りますように。
【本日のまとめ】
1.「うちは将来相続で揉めそう」と予想している家は必ずもめる。
2.生前に対策しておくことで相続問題はある程度は回避できる。
3.「もめるかも」と思った時点で行動にうつそう!「まだ大丈夫」は厳禁!!
4.相続対策は実行しなければ意味が全くない。
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