祖母の家と最後のお別れ…
- 2012年05月16日
こんにちは。
相続専門税理士の井川真理子です。
昨年のゴールデンウィークに、親戚みんなで、空き家になっている亡き祖母の家に向かいました。
祖母が長い間、ずっと一人で守ってきた、明治時代に建てられた古いおうちです。
相続で手放すことになったので、最後のお別れをするために向かいました。
手放すときいた時、覚悟はできていたけど、ひどくショックを受けました。。。
みんなの大切な思い出がたくさん詰まったお家だからです。
家に到着すると、家には祖母の匂いがそのまま残っていました。
亡くなって、もう10年以上たつのに、なんだか不思議でした。
奥から、エプロン姿の祖母が手を拭きながら、
「真理子ちゃん、よくきたね^^」
と迎えにでてくれそうな気がしました。
昔大勢で囲んだテーブル、子供の頃にいとこと身長を刻んだ柱、歯磨きをしながら眺めた山並みなど、当時のままでした。
古いタンスの引き出しをあけると、祖母が大切にしまっていた、へその緒や通知表、写真などが続々とでてきました。
奥の方から私が送った手紙もたくさんでてきたんです!
「お母さん、私の手紙がでてきたー!!!」
うれしくて、うれしくて、思わず叫んでしまいました。
祖母との絆を確認するかのように、それらの手紙を何度も何度も読み返しました。
一番古い手紙が4歳の時に書いたこの手紙です。
「もお16きろのたいじゅうになりました」と書かれています。
手紙を読むと、大好きな祖母の優しい笑顔が蘇ります。
家はもう手放してしまいましたが、祖母と私との楽しい思い出は、一生鮮やかに私の心の中に生き続けます。
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