不思議な蝶の話
- 2013年05月11日
先週のGW、青空の下、心地よい風を感じながら実家の庭でボーッと木々を眺めていました。
「なんて良いお天気!なんて美しい新緑なんやろう…。」
2匹のアゲハ蝶が、追いかけっこしながら、木や花を転々と楽しそうに飛び回っています。
時には屋根の高さまで昇っています。
「蝶ってとても嬉しそうに飛ぶなあ。喜びを全身で表現しているみたい。悲しい時もあるんかな?全力で羽をはばたかせているけど、『アーッ疲れたー』って時もあるんかな…?」
そんなことを思いながら眺めていると、私の周りを蝶が2匹、グルグルと回りはじめました。
「なんで?なんで?」
急に目の前、超至近距離に飛び込んできたので思わずのけぞりました。
「びっくりした!!」
そしてまた木々を転々としたのち、再び蝶が2匹、私の周りをグルグル回りはじめました。
今度は私の腕にフワッととまり、羽をそっと休めました。
私はビックリして、腕を動かしてしまったので、蝶もあわてて飛んでいきました。
「柔かかった… 」
感触は今でも腕に残っています。
「もしかしたら、あの蝶たちは、天国のおじいちゃん、おばあちゃんかも…。」
そんな気がふとしました。
◆
母に昼間の蝶の出来事を話すと、
「おじいちゃんおばあちゃんが姿をかえて迎えてくれたんじゃない?『まりこちゃんおかえり~。よく帰ってきたね(^^)』って。」
私が心の中でなんとなく思っていたことを母は口にしました。
私は思わず涙が溢れそうになりました。
不思議で印象深い蝶。
あれは天国のおじいちゃん、おばあちゃん。
今ではそう確信しています。